漢方体験

来店時ご主人４７歳、奥様３９歳。結婚三年目。
赤ちゃんに恵まれないとのことで、相談に来店。
病院での不妊治療１年。見解はご主人、精子運動率、奇形率、直進率共に４０％前半。
奥様、黄体機能不全と診断。奥様はホルモン療法を継続中だが、精神的にも肉体的にも疲労が重なり、特に月経前のＰＭＳ症状が酷く、漢方でなんとかならないか？ということと、男性のほうの治療方法がないため、そちらもという相談であった。

奥様は体形体質含め、ほかに特に病歴なし。
黄体機能不全であるが、一応二層体温。
ご主人は高脂血症「悪玉コレステロール高値」肝機能ｒ－ＧＰＴ高値だが、要経過観察。
実際に１７１ｃｍ８７ｋｇ。腰椎ヘルニアの病歴あり。

奥様のＰＭＳ症状は、八つ当たり、過食、眠気、意欲低下、泣きじゃくり、など。
赤ちゃんに対する待望の期待感が強すぎて、月経到来の前兆が見えることがすごくストレスとのこと。
奥様には自分の「気持ちを納める」肝腎要の臓腑が弱いために、ホルモンのいたずらに邪魔されるから、肝腎の漢方を中心に、ご主人には「年齢的な謙虚さ」は必要。
節制に勝る「精力向上」は加齢しうるものには「節制」が必要と睡眠時間の調整と飲食の節制をお願いした上で、３０代であれば３ヶ月程度、４５歳未満で半年、４５歳以上であれば、１年以内程度での漢方服用と肥満改善を指導。
肥満については４５歳を境に男性ホルモンが落ちてくるので、そのために、筋力が低下して「脂肪燃焼率」が低下することから、中年太りの理由をお伝えしたころ、今日からダイエットを開始すると宣言していただきました。
ご主人は、腰痛と痛みと筋力向上のための漢方と、夜に「安眠」と「補腎」と「痰湿」を除く漢方薬を購入いただきました。

服用３ヶ月間の奥様の効果は顕著。ご主人の体重も３ｋｇ減量成功。
その後半年で８７ｋｇから８１ｋｇに６ｋｇ減量。
ここで「ご主人」にもう一剤漢方薬の服用お願いする。「活血薬」である。
男性機能は「海綿体充血」という血の巡りがしっかりしないと、精子の発射台がぐらつくので、しっかり男性機能に「血を巡らせたい」とお話しして、一日一回、服用頂いた。
一年後本当にちょうど一年後。妊娠判定確認。
切迫流産の可能性もあり「安静入院」もしたが、無事「男の子」を出産。
現在ご主人４９歳奥様４１歳。先日お子さんの顔を見せにいらっしゃいました。

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